北大鉄研新館

北海道大学鉄道研究会の公式ブログ

No.143 南北線5000形フルカラー化改造試運転

はじめまして。北海道大学鉄道研究会ではこの度、公式ブログを開設しました。

別館(@wiki)で行っていた「ミニコーナー」というブログを、こちらで公開します。

例会で発表された写真など、活動記録も公開できればと思います。

 

さて2月15日に、札幌市営地下鉄南北線504編成の試運転が実施されました。

f:id:hokudaitetsuken:20180216115725j:plain

麻布駅1番線にて撮影。*1前面の行先表示器がフルカラーLEDに変更され、「試運転」表示の下には赤いアクセントラインが表示されていることが分かります。

 

今回の試運転では、ドア上LED表示器のフルカラー化が確認されました。

f:id:hokudaitetsuken:20180216121617j:plain

南車庫が自衛隊前駅にあることから、今回の試運転では車内表示器では自衛隊前行を表示して動作確認していると思われます。

f:id:hokudaitetsuken:20180216121156j:plain

斜線や星形など、液晶に準じた凝ったデザインがなされていることが分かります。

f:id:hokudaitetsuken:20180216121200j:plain

ひらがな、英語、中韓という順序で、行先の四か国語表記がされています。

f:id:hokudaitetsuken:20180216121204j:plain

女性専用車の案内がスクロール*2されています。情報スクロール中は、行先が上段に表示されます。

 

南北線5000形は、 第1編成から第17編成までが20世紀末に製造され、ドア上には3色LEDによる表示器が設置されていました。

一方の第18編成から第20編成(新5000形)は2010年前後に増備され、ドア上には液晶表示器*3が設置されています。

 今回の改造によって、従来の5000形の情報案内を、新5000形の水準にまで改善する意図があったとみられます。

そして今回は液晶表示器への変更ではなく、LEDのフルカラー化改造が選択されました。

 

今後も同様の改造が増えていくのでしょうか。営業運転が楽しみです。

(羽ロク)

*1:携帯電話で撮影したため、低画質ですがご了承願います。

*2:ここでは、右から左に文字が流れること。

*3:いわゆるトレインビジョン。ただしトレインビジョンはJR東日本が採用した三菱電機のシステム名である。