No.147 特急宗谷をキハ183系モノクラス4連が代走
キハ261系の車両不具合の影響で、4月6日の稚内行特急宗谷号はキハ183系モノクラス*14連による代走が行われました。
特急宗谷号は2運用ある一方、キハ261系0番台は3編成*2しか在籍していません。
今回はキハ261系の車両が不足したため、いわゆるNN183系*3の北斗用車両*4が特急宗谷に入りました。NN183系北斗用車両は函館に所属していたため、営業列車で旭川方面に入線したのは今回の運転で数年ぶりと思われます。
苗穂工場からキハ183系が出庫していきます。
宗谷号は従来からキハ183系は入らないため、幕が収録されていません。そのため前面幕は「特急」表示となっています。
4月6日の稚内行特急宗谷号が以下の編成で運転されていました。
←札幌 稚内→
[183-1504][183-512][183-507][183-4558]
1504,512,507は最高120km/h対応のN183系です。
4558は120km/hと130km/hの双方に対応したNNの4550番台です。
最高速度は、ライトの下に「120」と「120/130」と書いています。
1504号車の前面幕です。右下には蒼い塗装がはがれて新特急色が見えています。
側面幕は「特急|稚内」と表記されています。
札幌を出発した宗谷号は、サロベツ4号/3号を経て稚内*5に停泊します。
そして翌日(7日)はサロベツ2号/1号を経て、宗谷号として札幌へ帰ってきます。
サロベツ幕は収録されているため、特急幕が表示されるのは特急宗谷号の場合です。
7日夜、2日間の運用を終えて札幌駅に特急宗谷号が戻ってきました。
途中で鹿と衝突したため、30分ほどの遅れで運転されました。
183-4558は、北斗用NNキハ183系で唯一、スカートが青色に塗装された車両です。
特急幕は見慣れないものであると同時に、キハ183系による特急は札幌行特急サロベツを思い起こさせるものだと感じました。
(編集:羽ロク)(写真提供:淀ホモ)